NHK連続テレビ小説・朝ドラ「カムカムエヴリバディ」
【第4週】ネタバレあらすじと感想
「カムカムエヴリバディ」第4週のテーマ「1943ー1945」
2021年11月22日(月)~2021年11月26日(金)放送
「カムカムエヴリバディ」ネタバレあらすじ・感想【第4週16話】
『カムカムエヴリバディ』第17話、安子(#上白石萌音)が実家で穏やかな時間を過ごす#カムカムエヴリバディ #カムカム
— リアルサウンド映画部 (@realsound_m) November 21, 2021
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ネタバレあらすじ「るいの誕生」
稔(松村北斗)は安子に英語の辞書を渡します。どうかご無事で帰ってきてくださいと言う安子に稔は「きっと帰ってくる。必ず帰ってくる、大丈夫じゃ。」といい、安子を抱きしめます。
稔の出征を見届けた安子(上白石萌音)。稔の子を授かっているとわかったのは、稔が出征したふた月後のことでした。ラジオからは連日アメリカからの攻撃の知らせが流れ、徴兵年齢が更に引き下げられ、勇(村上虹郎)も徴兵が決まり、岡山に帰ってきました。
勇は安子の大きいお腹をみて、「スイカ丸ごと飲み込んで歩きょうなもんじゃろ」と言うと安子は笑います。すると、お腹の赤ちゃんがお腹を蹴ったと勇に言うと、勇は驚きながらも、安子のお腹に手を当てると、赤ちゃんが本当に蹴ったことにびっくりする勇。このお腹の中に稔の子供がいるのだと実感します。
勇と食事をしていると、美都里(YOU)が何で稔も勇も戦争にとられなければならないのかと泣いてしまいます。その時ラジオから爆撃を受けたと聞き、、美都里は稔の無事を案じます。勇が辛いのは母さんだけじゃないと言うと、安子は、美都里にハンカチを渡します。
美都里は、安子のお腹をみて、稔も勇もこうやって自分のお腹にいたのだと話します。
戦争はさらに安子たちの日常を変えていきました。
時が経ち、安子は元気な女の子を出産しました。千吉(段田安則)も美都里も勇も喜びます。千吉は名前をつけなければと言うと、安子は名前は稔が決めていってくれたと言い、安子も見ていない稔が置いていってくれた紙をあけます。そこには、命名『るい』と記されていました。稔が女の子にも男の子にも通用すると考えた名前でした。しかしその名前に込められた稔からの本当の意味は、周囲には明かせないものでした。
勇も出征し、家族みんなで送り出しました。安子は毎晩るいに英語の歌を子守唄として歌っていました。
感想
稔の出征に続き、勇も出征します。勇は稔の子供を見てから行くことができ良かったなと思いました。勇は稔の代わりにはなりませんが、安子のよりどころだったと思います。夫ではないけど、仲のいい幼馴染として、仲良くしていました。
美都里の悲しむ姿、子供が産まれて嬉しい表情。右往左往する美都里の感情がとてもつらく見えました。稔の子供が産まれなかったら、美都里は憎むだけの生活を送っていたかもしれません。稔が安子のために、美都里のために置いていってくれたものだったのでしょう。
「カムカムエヴリバディ」ネタバレあらすじ・感想【第4週17話】
【コラム】『カムカムエヴリバディ』の重要な“3曲”とは? 細部までこだわった制作陣の作品への愛#カムカムエヴリバディ #カムカム
— リアルサウンド映画部 (@realsound_m) November 22, 2021
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ネタバレあらすじ「安子の住む場所にもB29が…」
1945(昭和20)年。安子(上白石萌音)は赤子のるいを連れて橘家に帰り、久々にひさ(鷲尾真知子)や金太(甲本雅裕)、小しず(西田尚美)たちと思い出話に花を咲かせ、あたたかな時間を過ごしていました。ひさは大分弱ってきていて、小しずは心配していましたが、るいに話しかけているひさはとても楽しそうです。
小しずは、安子が生まれた時のことを話してくれました。朝の仕込みの時間だったので、家中あんこの甘い香りに包まれていたと、その後、紅白まんじゅうを近所に配って、近所の人が沢山集まって、とっても楽しい1日だったと話します。
たちばなを出て、帰り道きぬと会います。きぬは田舎に疎開することになったと話します。お互いの無事を祈り別れます。
しかしその頃、戦況は悪化の一途をたどり、B29による爆撃は東京、大阪と次々に市街地を襲っていました。そしてとうとう岡山でも空襲が始まりました。夜寝ていると、焼夷弾の落ちてくる音が聞こえ、安子は稔の写真を持って、るいをおぶって、焼夷弾が振る中を必死に逃げ惑います。
逃げている時、安子が振り返ると、色々なところが燃えていました。
安子は助かりました。安子はるいを美都里(YOU)に預け、防空壕の外に出ます。外は、焼け野原になっていて、その中に金太が座り込んでいるのを見つけます。金太はボーッとしながら防空壕が焼夷弾に焼かれて中の人たちは全員亡くなっていたことを話します。
金太は自分のせいだと責め立て、大声を上げて泣き崩れます。
感想
空襲が安子の町にもやってきました。安子は助かりますが、小しずとひさは亡くなってしまいます。金太が逃げさせた防空壕が焼けてしまったのです。安子が小しずとひさにあった日の夜のことでした。金太の泣き崩れる姿に絶望を感じました。
空襲でどれだけの人が亡くなり、残された人たちがどれだけ悲しんだか…心が痛みます。前半の幸せなシーンから一変。焼け野原になってしまった安子の町。自分にはわからない戦争の恐ろしさを、目の当たりにしました。
「カムカムエヴリバディ」ネタバレあらすじ・感想【第4週18話】
安子とるい②
— 西田尚美 (@nnnnaominishida) November 23, 2021
るいちゃん、笑うん?#カムカム#カムカムエヴリバディ#朝ドラ#上白石萌音#小しず母さん、慌てて撮りました pic.twitter.com/6NjaDiGBRa
ネタバレあらすじ「終戦…」
空襲で、ひさ(鷲尾真知子)と小しず(西田尚美)を亡くした金太(甲本雅裕)は、空襲からひと月経っても床に伏せ続け、心と体は回復しないままでした。雉真家は焼け残り、安子(上白石萌音)は、金太の世話を雉真家でしながら、母と祖母の死を現実として受け入れられませんでした。
そして8月15日、ラジオからは玉音放送が流れ、日本は終戦を迎えました。美都里(YOU)は戦争が終わったのなら、稔(松村北斗)と勇(村上虹郎)は帰ってくるのかと千吉(段田安則)に聞きます。金太は小しずとひさの死がよみがえり、寝床でまた大声で泣きます。安子は神社に行き、稔が無事に帰ってくるように祈ります。
千吉がラジオをかけると、天気予報が流れてきます。千吉は天気予報は久しぶりだといい、ちょっとずつ元の生活に戻るといいなと言います。安子が、買い物に出掛けると、小豆を見つけます。それを買って、家に買って帰り、金太にあんこの作り方を教えて欲しいと言いますが、金太は何の反応も示しません。安子は寝ずに金太が言っていたことを思い出して、あんこを作ります。しかし、安子では上手に作ることができません。
安子は小しずとひさのお供えのおはぎをつくろうと、金太にあんこの作り方を教えて欲しいと声をかけますが、金太は反応を示しませんでした。安子は作ったおはぎを金太に差し出します。しかし、金太はそのおはぎを皿ごと振り払ってこぼしてしまいます。安子は台所に行くと泣いてしまいます。1人になった金太は、こぼしてしまったあんこを舐めます。安子が台所から戻ると、金太は部屋にいませんでした。
金太はたちばなが建っていた跡地に行き、雨のなか、なにかを探しています。金太は缶を見つけ出すと、大事にとっておいた砂糖だと言います。小しずとひさにまずいものは供えられないと、満面の笑みで話します。
感想
金太の介護とるいの子育て、家事と奮闘する安子。安子も、小しずとひさのことはショックで、忘れられていません。しかし、金太の方が重症で安子は金太の前では気丈に振る舞っているのを見ると、無理しなければいいのになと思いました。
安子の金太の献身な介護をしながら、あんこを作り始めました。どうにか金太を立ち直らせたかったのです。金太はあんこで、自分を取り戻し、やっと小しずとひさのためにお供物を作ろうとまで立ち直ることができました。安子の思いは金太に届いていたのですね。
「カムカムエヴリバディ」ネタバレあらすじ・感想【第4週19話】
【コラム】『カムカム』安子と稔に戦争の壁が立ちはだかる それでも“るい”とともに歩む日向の道#カムカムエヴリバディ #カムカム #上白石萌音 #松村北斗 https://t.co/oXD8I2YkYg
— リアルサウンド映画部 (@realsound_m) November 24, 2021
ネタバレあらすじ「算太の帰還と金太の死…」
金太(甲本雅裕)はおはぎを作りました。そのおはぎを千吉(段田安則)と美都里(YOU)が食べると、たちばなのおはぎだと言って、喜び、みんなが笑顔になります。安子はおはぎを小しず(西田尚美)とひさ(鷲尾真知子)のために供えます。千吉と金太はこれからの未来に夢を膨らませ、語り合います。
金太はたちばなを立て直すと言います。菓子は苦しいときほど必要だ。「たちばなの菓子で救われる人が、きっとおるはずじゃ」再び、菓子作りへの意欲を取り戻した金太。戦後焼け野原となった岡山の町も、少しずつ復興に向け動き出していました。安子(上白石萌音)は材料集めに奔走し、幼い頃からの憧れだったあんこ炊きを金太から教わります。
そうして出来上がったおはぎを売りに町へ出ると、持ち逃げしようとする小さな手が…。その男の子を引き留めた金太は、とある賭けをします。金太は男の子に20個ほどのおはぎを預けます。おはぎを売ってこいと言います。その稼ぎから盗んだおはぎのお金を払いなさいと言います。男の子はおはぎを持って走って逃げていってしまいます。
金太はあの男の子が算太(濱田岳)に似ていたと言い、男の子が帰ってきたら算太も帰ってくると言います。
その夜、戸を叩く音がして、男の子の声がし、金太は男の子が戻ってきたと戸を開けます。しかし、戸の外に立っていたのは算太でした。算太は部屋に入り、自分がおはぎを売ってきたのだと言い出します。おはぎをどのように売ったのかを話し終わると、金太は算太にみんな死なせてしまったと言います。
算太は戦争だったのだから仕方がないと言います。算太は金太を励まします。算太はラジオをつけると、戦前みんなでおはぎを食べながら笑っていたみんなの姿を思い浮かべます。金太は泣いてしまいます。
金太が亡くなっていると知らせが入ったのは、その翌朝のことでした…
感想
どこからが現実でどこからが夢だったのか…夢だとなるのだったら、金太がおはぎを作り始めたところからだったのかもしれません。現実は金太は床に伏せたまま亡くなっていたのではないのでしょうか。みんなが笑顔になりすぎて不思議な回でした。
全ては安子の夢だったのではないのか?と思えるような回です。金太がおはぎを作ってまたお店を立て直し、おはぎを作ってくれる。安子はそんな思いを抱いていて、今日の回は、その夢を見せた回だったのではないのかと思いました。
「カムカムエヴリバディ」ネタバレあらすじ・感想【第4週20話】
📺 #カムカムエヴリバディ
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) November 25, 2021
✍ 稔さん《松村北斗》出演振り返り✨
制作統括が語る松村北斗の魅力「この上なく誠実に生きてくれました」https://t.co/VwKXLkYyta#松村北斗 #SixTONES #上白石萌音 #稔さん #安子ちゃん #朝ドラ #カムカム
ネタバレあらすじ「稔の戦死…」
菓子作りに命を燃やした金太(甲本雅裕)お医者さんの話だと、心臓が弱っていたそうでした。たちばなを立て直したいという気力だけで動き回っていたのだろうと千吉(段田安則)は言います。安子(上白石萌音)は金太の小屋を掃除ていました。すると小屋の外にあの男の子が立っていました。金太の突然の死を見守ったのは、おはぎを持ち逃げしようとした男の子でした。
あの夜、戸を叩いたのは男の子でした。金太が戸を開けると、金太は算太(濱田岳)が帰ってきたと言って倒れたようです。そして、うわごとを言っていたようです。安子はその話を聞いて、金太が算太に会えたことを喜びます。そして、男の子にお礼を言います。
男の子は金太の話を終えると、お金を安子に差し出します。おはぎを2つ食べたら元気になって、おはぎをどうやったら売れるか考え、高く売ったのです。その儲けを持ち逃げしようかとも考えたようですが、商いの楽しさを知って、おはぎの代金を払いにきたのだと言います。安子は。男の子が持ってきたお金をすべて渡し、しっかり生きていくように伝えます。
そして戦後から3か月半。4年ぶりに「基礎英語講座」が復活しました。安子(上白石萌音)は、一つ単語を覚えるごとに、稔(松村北斗)が帰ってくることを心待ちにしながら英語の勉強を再開します。
るいをあやしながら家事をしていると、勇(村上虹郎)が帰ってきました。家族みんなで喜びます。勇が帰ってきたのだから、稔も帰ってくるとみんなで稔の帰りを心待ちにします。
勇はまた素振りをはじめました。素振りをしていると、1人の復員が勇の所にやってきます。勇は復員が渡した紙を千吉に渡します。千吉はその手紙を開けると、稔が戦死したという知らせが書いてありました。
安子は千吉からその手紙を取り、改めて文章を読みます。ショックを受けている安子に、美都里(YOU)がその紙を取ります。美都里は座り込んで「うそじゃ…」と泣き叫びます。安子は言葉も出ず、後退りしてしまいます。そして、家を出て行ってしまいます。
安子は稔の無事をお願いしていた神社に走り込みます。そして、稔が帰ってこないという現実を受け入れることができず、そのまま泣き崩れてしまいます。
感想
金太に引き続き、稔まで…安子の繋がりのある人たちは全て戦争で亡くなってしまいました。安子の悲しみはどれくらい辛いものなのでしょう。戦争で大事な人たちを亡くしてしまうという悲しさ。手紙ひとつで戦死と告げられるそっけなさ。
誰もが信じられないけど、現実に起こったことなのです。男の子が金太の最後を見届けてくれてよかったなと、それを安子に伝えにきてくれた男の子。おはぎを食べて元気になったということ。安子にとってこれほど嬉しかったことはないでしょう。そして、勇の帰還。小笠原に行っていたから戻って来れたのだと思いました。
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