今秋一番の注目ドラマ「最愛」始まりました～!
この記事では、ドラマ「最愛」のオリジナル原作から、あらすじ(ネタバレあり)の中の事件や伏線を参考にして犯人にフラグを立てていき、やがては、最終回(結末)の考察に繋げていきます。
「最愛」は、過去に起きた失跡事件が現在の殺人事件に繋がっていき、その事件の真相にせまるサスペンスストーリーです。
原作はなく、奥寺佐渡子さんのオリジナル脚本で、吉高由里子さん、松下洸平さん、そして井浦新さんの3人を中心に物語が展開されます。
サスペンスと3人の男女の恋愛が織りなす濃厚なサスペンスラブストーリー。ラブとサスペンスどちらの結末も追っていきたいと思います。
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「最愛」原作(オリジナル)ネタバレ! 1話あらすじ
全国大学対抗駅伝競走大会で白山大学が優勝
2006年。岐阜県白川郷。白山大学陸上部の寮夫を務める父・朝宮達雄(光石研)と娘で高校3年生の梨央(吉高由里子)、弟の優は、その寮で暮らしていた。
梨央は、陸上部部員の宮崎大輝(松下洸平)とは幼馴染みでお互いに好き合っている。
この日行われた全国大学対抗駅伝競走大会で、大輝たちの白山大学は見事優勝した。
姉弟2人で寮に留守番
その日、弟・優の病院と寮の食事の配膳を梨央にまかせ、父・達雄は組合の寄り合いに出かけた。
優は幼い頃、ジャングルジムから落ちた時に頭を打ち、頭部外傷によるびまん性軸索損傷。という病気になり、友達と喧嘩するなどの興奮状態になると記憶が飛んでしまう後遺症が残った。一緒にいた梨央は優から目を離してしまった自分にも責任を感じていた。
寮生たちは大会の優勝のお祝いで飲み会に出かけたが、何人かは寮に残った。大輝は姉の結婚式に出席するため寮を留守にしていた。
寮に現れた渡辺康介という男
すると、大学院生の渡辺康介(朝井大智)が寮を訪ねて来た。寮生以外は勝手に出入り禁止だが、渡辺は何度もこうやって寮生のもとへ来ているようで、梨央も顔と名前を憶えていた。
渡辺は、飲酒禁止の寮に酒を持ち込んで、陸上部の長嶋透(金井成大)やマネージャー・青木菜奈(水嶋綾女)らと部屋でどんちゃん騒ぎだ。どうやら大麻も持ち込んで一緒にやっているという始末。
一方、梨央は食堂で一人、受験勉強をしていた。と、そこへ渡辺が部屋を抜け出して、梨央の勉強の資料を勝手に見たり、梨央にちょっかいを掛けて来た。そして、梨央が落ちた資料を拾っている隙に、渡辺は梨央が飲んでいたスープの中に睡眠薬を入れてしまった。
梨央はそのスープを流し込み部屋に戻ろうとした途端、倒れてしまうのだった。
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事件は起きた
その後、AM4:12頃、梨央は自分の布団の上で目を覚ました。なぜか隣に弟の優が寝ていて、左腕に擦り傷を確認し愕然とする。父親の部屋を見ても、父親はまだ帰っていない。
しばらくすると、父親が息を切らしながら玄関を開けてフラフラと入って来た。手に懐中電灯を持ち、玄関で脱いだ靴には泥がいっぱい付着していた。そして、梨央の顔を見るなり心配そうに「なんともないんか？大丈夫なんか？」と詰め寄ります。
「ごめんな。お父さんがもう少早よう帰っとれば…ごめんな」と悔やんでいた。梨央はそれを聞いても何も憶えていなかった。梨央は父親が震えてるのを心配して、風呂を沸かし、脱いだ服を洗濯機に持って行くと、洗濯機が回っていて、中には血がついた白山大学の旗がぐるぐると回っているではないか!
この一連の状況にただならぬ事態が起こっている事を感じる梨央だった。
しかし、父は風呂の中から、寮でちょっとしたトラブルがあっただけだと言い、優を置いて東京の大学へ行くことに不安を覚える梨央に「優の病気はお前のせいじゃない。大学行ったら楽しくやるんやぞ。勉強ばっかりせんと、サークル入ったり合コン行ってモテたりしろ!」「何も心配いらんて、何があってもお父さんは梨央と優を守る。やけ、何も心配すんな!」と梨央を励ました。
出かける前、梨央は失くした大輝からの御守りを探していると、勝手口に続く廊下のフロアに血が付着していたのを見つけたが、時間になり、梨央はそのまま東京の帝北大学に向かった。
事件の詳細を考察
この時に起こった事というのは、恐らく渡辺康介が梨央を睡眠薬で眠らせて、レイプをしようとしたのだと思われます。この後に出て来る梨央の記憶の断片にあった、渡辺康介が倒れている梨央の両足を持って引きずっていく描写。これは渡辺が梨央をどこか別の場所へ連れて行って(例えば、この夜、飲み会に出かけていて誰もいない寮生の部屋とか…)、乱暴するつもりだったのだと考察しました。後に、渡辺の「怖くないよ、朝になったら全部忘れるから」という声も梨央の脳裏に蘇って来ていますよね。
犯人は梨央の弟・優か!?
しかし、そこへ、梨央の弟・優がやって来て姉がひどい事をされているのを見てしまいます。なぜ、優がこの現場に来たと推察したかと言うと、梨央の記憶に、血がついた優の携帯が床に落ちていた描写も映し出されたからです。優の携帯があるということは、優もその場にいたということになります。
姉思いの優が梨央がひどい目に遭っているのを見て放っておけるはずがありません。きっと、あの現場が寮の食堂のキッチンに近い場所だったので、包丁かナイフを使って、優が渡辺を刺したのではないでしょうか。
「最愛」犯人は梨央の弟だという考察!姉と一緒に寝てた事や記憶が飛んでしまう後遺症も伏線か!?
犯人は梨央の父親・達雄か !?
それか、優が渡辺に向かって行くも敵わなくて、乱暴されそうになっているところへ、父の達雄(光石研)が帰って来て、渡辺を殺したという事も考えられなくはないですね。事件の後で達雄が梨央に「何があってもお父さんは梨央と優を守る。」と言った言葉が、その事を表わしているのかとも考えられます。
中には、梨央本人が渡辺を殺したという人もいますが、そもそも睡眠薬を飲まされて眠らされていた梨央が途中で覚醒して、人を殺すなどという体力も気力もいる事ができるとは考えずらいです。ぐっすり眠ってしまって、朝の4時過ぎまで目が覚めなかったくらいです。私は、梨央が犯人だとは到底考えられません。
犯人は長嶋・青木か !?
それか、あの日、寮の部屋で渡辺とどんちゃん騒ぎをやっていた陸上部の長嶋透(金井成大)か、青木菜奈(水崎綾女)かもしれません。後に渡辺康介を探しに来る康介の父親・昭に対して、長嶋が執拗に追い払おうとしていた事や青木の怯える様子を見ると渡辺康介失踪に何か関与しているのかもしれないとも取れます。しかも、寮の部屋で飲酒や大麻をやっていたことが明るみに出れば、陸上部の存続が危うくなります。渡辺がその事を口外する事を恐れて、もしかして殺してしまったという事も考えられますよね。
父・達雄 死亡
梨央が試験に行っている間に、父親は椅子に座ったまま息絶えていた。それを発見したのが学校から帰ってきた優。父親が手に持っていたのはガラケーで、梨央からのメールの画面が開かれたままだった。
父親の通夜の後、梨央は達雄の写真を探しておくように祖母に言われ、優に「携帯でお父さんのことよく撮っとったやろ？と聞くが、優は携帯を失くしてしまっていた。
渡辺康介の父・昭 現る
仕方なく梨央が寮に行くと、そこに渡辺康介の父親・渡辺昭(酒向 芳)が来ていて、寮生たちに渡辺康介の行方を聞いていた。
昭は梨央にも「康介を見とらんか？」「見たんやね？」と詰め寄った。梨央が困っていると、長嶋透(金井成大)がすかさず「来たけど、すぐ帰るとか言って帰りました。」と答えた。
マネージャーの青木菜奈(水嶋綾女)も気が気ではなかった。長嶋と青木は渡辺と一緒に部屋で飲み会と大麻に興じていたのだ。長嶋は昭に警察に連絡する事を勧め、興奮気味の父親を何とか帰した。
血がついた梨央のシャツが見つかる
その夜、梨央は父の写真を探しに納戸へいくと、隅にあった黒いビニール袋が目に入り、中を開けてみると、そこには真っ赤な血に染まった梨央が昨夜着ていたシャツが入れられていた。
梨央はビックリして立ち上がった拍子に電球に頭をぶつけ、昨日の出来事が断片的に脳裏に蘇った。
キッチンの床に倒れた梨央の足を持って引きずりながら、「怖くないよ、朝になったら全部忘れるから」と渡辺が梨央に向かって言う場面を思い出していた。
渡辺康介が行方不明になった事やその断片的な記憶から、自分はもしかして、渡辺を殺してしまったのではないか？と、梨央は自分に疑惑を感じ始めていた。
真実を知っているはずの父親はもういない。
梨央はひとり途方に暮れ、血がついたシャツを庭で燃やす梨央だった。
加瀬との出会い・そして東京へ
翌日、告別式に梨央の実の母親・真田梓(薬師丸ひろ子)が経営する真田ホールディングスの弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)がやって来た。「今後のことは何の心配もいらないから」という母親の伝言を梨央に伝え、パンパンに膨らんだ香典袋を渡した。
父親が死んだ事で、一時は東京の大学に行くのを辞めようと思った梨央だったが、優の励ましもあり、梨央は東京へ行く決意を固める。
「大学行ったらめっちゃ勉強して、優のために薬を作る。離れとってもいつも優のこと考えとるでな。困ったことがあったら、いつでも帰って来る。」と梨央が言えば、「俺も姉ちゃんが困ったら、いつでも東京へ行くわ。」と優。
非常に結びつきの強い姉弟だった。
そんなある夜、大輝は梨央のもとへ行き、告白します。「俺、梨央が好きやよ」そう言われてその言葉に応えられない梨央を大輝が抱きしめると、梨央はこらえきれずに涙を流した。
全国大学対抗駅伝の日が来た。そしてそれは、梨央が東京へ向かう日。加瀬が梨央を迎えに来ていた。
加瀬に「姉ちゃんのこと、よろしくお願いします。」と元気よく言う優に対し、加瀬は「これで終わりじゃありませんよ。会いたい時にはいつでもお姉さんに会いに来てくださいね。」と応えた。
ハイヤーで駅に向かう車中、駅伝で走る大輝のことが気になって、車を停めてもらって、歩道橋の上から次の走者に無事タスキを渡す大輝を見守る梨央。
梨央の姿を友人が見つけると、すぐさま大輝に今、梨央が来ていること、今から東京の母親のもとへ行くことを大輝に告げるが、大輝が駆けつけた時にはもう梨央はいなかった。
15年後 渡辺昭も殺される
それから15年。大輝のもとへは梨央からメールも電話もなく、一切、連絡がとれないまま時が過ぎていった。
2021年。
渡辺康介の父・渡辺昭(酒向 芳)の遺体が池から発見された。大輝と同じ陸上部にいた藤井隼人(岡山天音)は富山県警の刑事になっていて、渡辺昭の遺体が見つかったとの連絡を受け取っていた。
一方、大輝は駒沢警察署の刑事になり、驚くことに10日前に山中で白骨遺体として見つかった渡辺康介について調べていた。
渡辺康介の白骨遺体が15年経って見つかってから10日後に父親の昭の変死体で見つかったのだ。
「親子とも誰かに殺された」と警察は見ている。
池の縁には争ったような被害者以外の足跡が複数あり、後頭部に挫創、頸部に圧迫痕が発見されたことから、何者かに頸部を掴まれ、池に落とされ殺されたと考えられる。
死後3～4時間が経っていると考えられる。前日の深夜11:00から1:00に殺されている可能性が高い。
さらに、昭の遺留品から「真田ウェルネス」の印刷物があったことから、大輝は、梨央が代表を務める「真田ウェルネス」に向かった。
梨央の敵と情報屋
一方、真田ウェルネス専務・後藤信介(及川光博)は、フリーライターの橘しおり(田中みな実)と接触し、社長である梨央のスケジュールを渡していた。
と、少し離れた場所にロードバイクにまたがった情報屋と称する若い男がタブレットを使って、どこかの監視カメラをハッキングしてた。
少し離れたところから携帯電話で、後藤は情報屋に真田梨央のことを調べるよう指示を出していた。「潰すまでやりますよ」と後藤は冷酷に伝える。
「わかりました。」情報屋はそう答えた。
「最愛」梨央の弟は現在どこで何をやっている？情報屋である可能性を考察
大輝と梨央15年振りの哀しい再会
「真田ウェルネス」では、大輝と桑田仁美(佐久間由衣)が、監視カメラを見ながら、一昨日、渡辺昭が「真田ウェルネス」に来て、入り口のソファで長い間座り込み、声を掛けると立ち去って、しばらくするとまた戻るという事を繰り返して、5時間くらい居座っていたという話を聞いていた。
映像には、昭が梨央に接触したものもあった。15年前にに会った梨央のことを昭は憶えていたのだ。
すると、大輝が富山県警の藤井隼人に頼んでいた渡辺康介の資料が大輝のスマホに画像で送られて来た。
その中にはなんと、「必勝合格!百戦百勝」という15年前に大輝が梨央にあげた御守りの中に入れた紙が!!
大輝は社長を待っていたが来ず、代わりに来たのは弁護士の加瀬だった。社長は外出中だから、自分が話を聞くと強気で言うも、大輝も「(社長が)お帰りになるまで待ちます」譲らない。
大輝は15年前のあの日を思い出していた。昭が寮に渡辺康介を探しに来たあの日。執拗に梨央を問い詰めていた昭の姿を。
いまや真田梨央は「世界を変える100人の30代」で話題の、時価総額1000億円規模の真田ホールディングスの後継者。
そして、大輝と梨央が15年振りに再会する。15年前の梨央とはまったく違う人が大輝の前に現れた。
大輝と桑田が梨央に警察手帳を見せて名乗ると、梨央はこう言ったのだ。「宮崎さん、真田梨央です。はじめまして」
「警察の方がどういったご用件でしょうか」そう尋ねる梨央に対し、「一昨日、御社を訪れた男性が今朝、遺体で見つかりました。」と大輝が言うと、固まる梨央。
「その件について、署で話を聞かせてもらえますか？」
すると笑顔で、「わかりました。伺います」と答える梨央だった。
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