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おかえりモネ【第24週】ネタバレあらすじと感想| 「それぞれの未来に向けて」

NHK連続テレビ小説・朝ドラ「おかえりモネ」
【第24週】ネタバレあらすじと感想
「おかえりモネ」第24週のテーマ「あなたが思う未来へ」
2021年10月25日(月)~2021年10月29日(金)放送

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目次

「おかえりモネ」ネタバレあらすじ・感想【第24週116話】

ネタバレあらすじ

百音(清原果耶)が待つ気仙沼へ、恋人の菅波(坂口健太郎)がやってきた前週。百音がラジオの放送をしている間、菅波と百音の幼なじみ・亮(永瀬廉)のふたりはラジオブースの前で話しをします。亮は菅波に挨拶に来たのだと察すると「耕治(内野聖陽)さんやばそう…」と言います。

菅波は亮にいまにも吐きそうなのにあおらないでくださいと言います。菅波は19対5は年数の比だと話始めます。百音が生まれてからどっちがどれだけの年数を一緒に過ごしてきたのか…自分がいた年数が少ないから自信がないというわけではなく、羨ましいと言います。

亮はその菅波の自信にすごいと言います。百音が苦しかった時の経験も共有できない。その話をすると、亮は「そんなに大事だと怖くなりませんか?」と自分の胸の内を菅波に問います。菅波は「怖いですよ。残念ながら僕らはお互いの問題ではなく、全くの不可抗力で突然大事な人を失ってしまうという可能性をゼロにはできません。未来に対して僕らは無力です。でもだから、せめて今、目の前にいるその人を最大限大事にするほかに恐怖に立ち向かうすべはない。」

と菅波が話すと、亮は何かを感じ取り、確信を得たような顔になりました。

亮は、未知(蒔田彩珠)が待つ喫茶店へと向かいます。

菅波は百音の職場を見て「機能的ではある。ただ、これだけの初期投資をしてまだ利益は一円も出せていないと…」と百音に言うと、百音は「これから出します」と言います。菅波は笑って「そうしてください」と言います。

百音は少し話をしましょうと言い、2人は向き合って椅子に座ります。百音が「迷っています?」と菅波に聞くと、菅波は「迷ってはいません。気持ちは決まっています。ただ、ここまできて、僕はあなたの家族に何て言えばいい?これからのことは?不安にさせてしまうだけなんじゃないかと思って…」と菅波が言うと、百音は…

菅波が以前、百音に言った、一緒にいるってどういうことなのかを菅波に聞いた時、菅波は、「一緒に2人の未来を考えるということじゃないか」と言ったと、百音は自分たちを説明するとしたら、それで十分なんじゃないかと言います。

すると菅波はポカンとしたような顔をして、百音を見つめます。百音は続けます。「何かあったら先生と2人で考えて答えを出す。私はそう言うのがいい。そういう…先生だからいい。」と幸せそうな顔をしながら言います。その言葉を聞いて心が決まった菅波は「じゃあ行きますか!島に!」と言いますが、やっぱり行かなきゃいけないのか…と頭を抱えます。

一方、喫茶店の亮と未知は…亮は未知に自分みたいな人ではなく、何も抱えていない人がいいんじゃないかと考えていた。と話します。亮は、未知には時々俺より苦しそうな時があると言います。何かにずっと縛られてきたんだと…

「そういうのは、俺だから感じてやれるんだよな。他のやつには絶対にわかんない。でも俺なら、みーちゃんの抱えてるもん、わかんなくても想像できる。それは、俺らだからだし、みーちゃん心の底から笑えるようにしてやれんのは、多分俺しかいない。いつか、笑えるようにしてやる。」そう亮が言うと、未知は泣いてしまいます。

亮は続けます。嵐の船の中で死んでしまうのではないかとは思っていなかった。ただ一個だけ、「みーちゃんに会いたいなって思ってた」と笑顔で言います。未知はもっと泣き出してしまいます。亮は立ち上がり、未知の隣の席に移動します。

亮は隣から「ごめん結局泣かしたわ」と謝ると、未知は亮の胸に軽いパンチを食らわせます。そしてその胸に顔を埋めます。亮はしっかりと未知を抱きしめます。

菅波と百音は永浦家に到着します。2人は緊張の面持ちで家に入っていきます。しかし、耕治はおらず、と亜哉子(鈴木京香)と龍己(藤竜也)が出迎えてくれました。龍己は「逃げたんだろ」と一言ぽつりと言います。

感想

ついに亮と未知の心が通い合いました。未知は長い長い年月待っていました。百音の協力もあり、亮は未知に本音をぶつけることができ、亮もそのことで考え、しっかり未知と向き合ってくれました。未知は本当に辛抱強い子だなと思いました。

そして、菅波と百音はもっとお互いの気持ちを再確認し合い、意を決して永浦家に向かいますが、そのやりとりが、百音と菅波らしいなと思いました。長年一緒にいる人と、短い間でもしっかり理解しあっている人。どちららがいいのかと言われるとわかりませんが、百音は菅波のことを本当に必要としているのだと感じました。

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「おかえりモネ」ネタバレあらすじ・感想【第24週117話】

ネタバレあらすじ

耕治(内野聖陽)が逃げたことで、龍己(藤竜也)は自分の部屋に行ってしまいます。百音(清原果耶)は、龍己を追いかけます。龍己は百音に「モネチャンが幸せなら、それでいいんだよ」と言います。おじいちゃんが孫娘に思うことはそれだけだ。と言って笑います。

孫娘2人がいい男を捕まえるのは「俺のハニー、ばあちゃん譲りだな」と龍己は言います。残されてしまた菅波(坂口健太郎)と亜哉子(鈴木京香)…亜哉子は落ち着かない菅波に「大丈夫よ、私は仲間だから。」と言い、もともと自分は島の人間ではないと話します。

菅波は共有していないものに圧倒されると話すと、亜哉子は「外から来た人間だから見えることもあるしできたこともあったんだと思うんです。」と言うと、菅波は真剣な顔で「はい」と頷きます。

百音は菅波に未知(蒔田彩珠)の研究スペースを案内します。百音は養殖の勉強をしていると話します。気象情報は養殖業の合理化に。今よりもずっと必要になるといわれているから私もそこに関わっていきたいと言います。

あまり賛成していない菅波に百音は耕治が言った、「簡単じゃないだからやるんだ」という言葉を菅波に言います。百音はその言葉に背中を押されたのだと言います。そうすると、菅波が、無謀ついでに僕の話もすると…と切り出し、「地域医療の新しい形を考えたい」と笑顔で話します。

地域や都市かどっちかを選ぶんではなくて、その二つは両立するはずで…と話します。百音は気仙沼でも登米にいた時のようにできたらいいですね。と話していると、泥酔した耕治が帰ってきました。「結婚を誓い合った若い2人のする会話か?」と文句を言いながら絡み始めます。

耕治は何も考えていないのではなく、資金繰りも考えているんだと言います。足りないものはドンドン借りればいい。自分に足りない漁師の感は科学で補えばいい。その言葉に百音も天気を予想し、海流がわかれば、どこで養殖をすればいいのかがわかるかもしれないと盛り上がります。

その話を聞いていた菅波は「いいですね〜」と耕治に言い、耕治はびっくりした顔をします。そんな様子を亜哉子は笑顔で見守ります。みんなぞれぞれの場所で持てる力を発揮すれば、案外全体が上手く行く。その考えに菅波は耕治に「お父さん素晴らしい考えです」と尊敬の面持ちで言います。

菅波は耕治の話に賛同して、百音と自分の生き方も共有してほしいと持ちかけると、耕治は菅波が放った「百音さん」というところに食いつき、さらにお父さんと呼ばれていることも気になっているというと、百音に怒られてしまいます。

そこに亜哉子が「とにかく3人とも今はやりたいことがあって、それを尊重し合うってことでいい?」と3人それぞれの顔を見て言います。菅波は「百音さんと2人で乗り越えていきたいと思っています。見守っていただけないでしょうか」と頭を下げます。

耕治は動揺した顔をして、百音に「どうなんだよ」と振ります。百音は「私は、先生じゃないと駄目だから」というと、亜哉子が耕治の元にきて肩を叩き、「いいわね〜こういう2人」というと、耕治は初めて会った時から自分はピンときていたと偉そうに言います。

そこに未知からメールが来て亮ときちんと話ができて、お互い気持ちが通じたと言います。しかし、百音は表情が暗くなってしまいますその場を離れて、しまった百音を菅波は追いかけ、「だいじょう?」と尋ねると、百音は「自分が救われたから?大事な人たちが幸せになる。こんなに嬉しいことはない。」と泣いてしまいます。

そんな百音の背中を菅波は優しく叩きます。

次の日の朝、菅波は東京に戻らなければならなくなります。呼吸器の専門医がほしくて、感染症なら緊急だと連絡が来ます。菅波は亜哉子に、百音には自分のような人間が必要なんだと話します。そこに百音が帰ってきて、町まで車で送るといいます。

菅波は急いで帰るわけではないから、登米に寄ってから帰ると話しますが、百音は仕事が休めないため、今度一緒に行こうと言い合います。百音は「先生はこの土地の人じゃない。外から来た人です。でもそれがよかったんですね」と…

感想

酔っ払って帰ってきた耕治でしたが、亜哉子が来ると普通に戻ってしまう…酔っているふりをしているだけだったのかなと思いました。耕治と亜哉子に自分たちのことを話している時の雰囲気のいい感じ。こんな結婚報告はなんだかほっこりしてしまいました。

そして、最後の緊急の電話。感染症。呼吸器。という二つの言葉。2020年の1月…今猛威を振るっている感染症のことなのか…と思ってしまいました。そうなったらどうなるの?百音と菅波は…東京と気仙沼で会えなくなってしまうの?色々なことを考えてしまいました。

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「おかえりモネ」ネタバレあらすじ・感想【第24週118話】

ネタバレあらすじ

百音(清原果耶)は遠藤(山寺宏一)らに、気象情報の投稿アプリとコミュニティFMとを連動出来ないか?と提案します。現場のリアルな情報をもとに気象予報士が情報を提供して、災害時の避難行動に繋げようと考えました。

皆は、提案に興味を示してくれました。百音の仕事は、少しずつではあるが軌道に乗り始めていました。その話を色々なところに営業に周ります。そこに水野(茅島みずき)が現れ、自分に何ができるのかと百音に聞いた答えを話します。

百音はもうそういうのはいいのではないのかと…水野が短い時間でもこうして戻ってきてくれたことが自分のできることなのではないのかというと、水野はどのような顔で気仙沼にくればいいのかわからなかったと言い、百音の言葉にホッとしたと話します。

百音はラジオで曲を流しますが、その曲は、病気で上手く弾けなくなった方が聞かせてくれた曲だと高橋(山口紗弥加)に話します。その音楽を聞いていた高橋は震災の時のことを思い出し話します。震災の時、ラジオで音楽を流していいのか迷いながら流していたけど、音楽はいいものなのだと、改めて2人で認識しました。

一方で未知(蒔田彩珠)と養殖のことについて話をしていた百音は、大学に行くかどうか聞きました。しかし、未知は答えを濁します。

百音は、漁業組合に行って、アプリの営業をかけますが、逃げられて契約してくれそうにありません。そこに亮(永瀬廉)が現れて、未知の大学の話をします。亮は未知に大学に行ったほうがいいと言っているようですが、未知はいい返事をしないようです。

亮は百音に「とらわれてきたのは、俺やみーちゃんだけじゃないんじゃないの?」というと、百音は複雑な表情で「うん」と返事をします。

百音は、未知に大学に行ったほうがいいともう一度話をしますが、未知は「いいの」とうつむいたまま言います。「大学行きはやめようと思ってる」というと、百音はなぜかと問います。未知は「もういいの」と言って、その場を立ち去ろうとしますが、百音は引き止めます。

「私はどこにも行けない。ここを離れられない。」未知が言うと、百音は「あの日…何があったの?」と聞き返します。百音が未知におばあちゃんは?時いた時、何かを感じたと話します。百音は「助けてって言ってたんだよね?みーちゃんにはなんか言えない思いがあって、すっごく傷ついてて、助けてって、聞いてほしいって、言ってたんじゃないかと思う。私はそれを感じてきたのに、本当の声を聞く勇気がなかった。話してほしい。」というと、未知は「私、あの時、おばあちゃんを置いて逃げた」と言います。

「どう言っても、引っ張っても、おばあちゃんは動いてくれなくて、海が見えて、一人で逃げた。そのあと、多分大人たちが来て、おばあちゃんを助けてくれたんだと思う。でも、私は、絶対自分を許すことはできない。ここで自分が何かの役に立てれば、いつか…」未知は何もいわなくていい、と言い、言えてよかったと言って、部屋を飛び出してしまいます。

感想

未知のあの日で言えてなかったこと…やっと話してくれました…未知も家のために何かの役に立ちたいと思っていて、それは、おばあちゃんを1人家に置いて自分一人で逃げてきてしまったことだったのですね。

中学生の未知には動かないおばあちゃんを動かすことはできないし、怖くて逃げるしかなかったと思います。それなのに、その責任を取るために、家の仕事を手伝っていたのかと思うと、震災というのはどれだけ人の心に深く傷を負っているのだろうと思いました。

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「おかえりモネ」ネタバレあらすじ・感想【第24週119話】

ネタバレあらすじ

気仙沼にサヤカ(夏木マリ)がやってきました。百音(清原果耶)は、登米でサヤカと過ごせたことへの感謝の気持ちを改めて伝えます。サヤカは、誰が来ても受け入れて、いつでも行っておいでと送り出す人。百音は、未知(蒔田彩珠)にとってのサヤカのような存在になれないかと考えていました。

龍己(藤竜也)はサヤカに耕治(内野聖陽)が作った笛から芽が出て大きくなった木を見せます。龍己はいつかもう少し大きくなったら、山に植えてあげたいと言いました。するとサヤカは私の山に植えてほしいと言うと、龍己はまた植樹祭をやろうと提案します。

サヤカと龍己が話していると、百音たちが小さい頃植樹祭をやった時のことを思い出して、未知は百音にべったりだったと話します。「モネ」という呼び方は未知が百音とお姉ちゃんが一緒になって生まれた呼び名だと話します。

龍己はサヤカに一人で寂しくないのかと尋ねると、サヤカは、百音にサヤカさんのようになりたいといわれたから、全然寂しくないと言います。「私はあの子の中にいる。それで十分。」と言って頷きます。

百音は未知を誘って浜へ行きます。百音は未知に「自分のことを許せないって思うのは、仕方ないと思う。みーちゃんがどうしても自分を許せないなら、私が言い続ける。みーちゃんは悪くないって。記憶も、あの日私たちを隔ててしまったものも、消えない。だから、みーちゃんが何度も何度も自分を許せなくなるなら、そのたんびに私が言う。みーちゃんは悪くない。」

未知は「そんなのいわれたって無理だよ」と言うと、百音は「こんなことば綺麗事で、何の役にも立たないかもしれない。でも、言う。みーちゃんが思い出すたんびに私が言う。」未知は泣きながら「消えないんだよ」と言うと、百音は「みーちゃんは悪くない。絶対に悪くない」というと、未知は「お姉ちゃん」と言って泣き、百音は未知を抱きしめます。

「これからは、私がここにいる。だから今度は、みーちゃんが好きなところに行きな。帰ってきたくなったら、また帰ってくればいい。」未知は号泣しながら「うん」と言います。

百音は色々な業種の方々を集めて、話をします。その話をしたのは、莉子(今田美桜)が特集を組んでくれたもので、訪れていて、百音に質問をします。話が終わると、莉子が今どんな仕事をしているのかなどを話します。莉子は「頑張ろ」と言います。

百音は、幼なじみと久しぶりに集まります。みんなと話しながら笑っている未知を見て、百音は安心したような顔をします。未知は百音の顔を見て、にっこりと笑顔を見せてくれました。百音は部屋に行き、サックスのケースに手をかけます。

それをみんなのところに持っていき、みんながいるから開けてみようと思って…と言うと、亮(永瀬廉)がいいじゃん!開けてみようよ。と言います。

感想

未知と百音やっと隔たりがなく話すことができましたね。今まで笑うと言うことをあまりしてこなかった未知でしたが、百音のおかげで、明るく会話もでき、笑顔をたくさん見せられるようになっていました。未知の中ではそれだけ悩んでいたことだったのですね。

起きたことは無くならないけど、生きているのに、それを背負ったままではもったいない、せっかく生き残ったんだから、忘れないで、でも前向きに生きていくしかないんです。それが生き残った人たちがやって行かなければならないことなんですね。

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「おかえりモネ」ネタバレあらすじ・感想【第24週120話】

ネタバレあらすじ

永浦家では、未知(蒔田彩珠)の大学合格をお祝いするため、幼なじみたちが集まっていました。そこで百音(清原果耶)は、あの日以来開けられずにいたサックスケースを開こうと決意します。みんなが見守る中ケースは開けられます。

ケースの中には、2011年3月12日に卒業コンサートのチラシが入っていました。亮(永瀬廉)が「これ見るのが怖くて、ずっと開けられなかった?」と百音に聞きます。

百音は「うん。最初はそうだったと思う。向き合うのが怖くて、あの日、島にいなかった後ろめたさとか、痛みを分かち合えない苦しさとか、でも今は、ちょっと違ってて、なんか…これを開けたらまた、私は無力だって思っていた頃の自分に戻ってしまうんじゃないかって、それが怖かった。」

そう百音が言うと、明日美が「どうだった?」と聞きます。百音は「戻ってたまるかって思ったよ」と答えます。百音はサックスを触りながら、みんなと過ごした時のことを思い出します。「もう何もできないなんて思わない。やっと開けられた!」と笑って言います。

すると、未知が「おかえり」と言います。百音はその言葉に驚きます。亮も「おかえりモネ」と言います。百音は「うん…ただいま」と笑って言います。みんな自然と手を繋ぎ笑い合います。

百音はサックスを久しぶりに吹くと、上手く音が出ません。みんなは吹けてるよとフォローしてくれますが、練習してみようかなと百音は笑いながら言います。

そして2月。亮は自分の船の出発式を迎えます。新次(浅野忠信)が耕治(内野聖陽)を誘いに永浦家に行きましたが、耕治は亮と新次の姿を見てしまったら泣いてしまう。と言います。「見たら、俺まで救われてしまうんではないかってお前たちに何ができるんだって思ってきた俺が、胸撫で下ろしてしまうんじゃないかって、そんなもんじゃないだろ、そんな簡単じゃないだろ…だから、俺が見て泣くのはもう少し先にしておきたいんだよ。

亮は船を降りて、新次の所に行くと、新次はハッピを亮に着せます。亮は「俺の船だ!行ってくる!」と言って両手を広げて見せます。新次は「おう!」と笑顔で言います。そして、未知の元へ行き、「行ってくる」と言い、未知は頷きます。

耕治と龍己(藤竜也)も海へ行き、未知も東京に出発し、それぞれの道を歩み始めます。そして数年後…。

海にいる百音の元に菅波(坂口健太郎)がやってきます。菅波は「あなたと僕は、違う時空で生きているのか?2年半会っていない。」というと、百音は、「私たち、距離も時間も関係ないですから。」というと菅波は「やっと会えた」と言い、百音に向かって手を伸ばします。

百音は笑って菅波の胸に行こうとしますが、「あ!でも…いいんですか?」と百音が言うと、菅波は、「いいと思いますよ。もう。」と言って抱き合います。「先生本当にお疲れ様でした。」と百音が言います。菅波は「うん」と答えます。

百音は抱き合ったまま、「雨が降ります」というと、菅波は「こんな天気なのに?」と言い、手を繋いで家に帰ります。

感想

震災の傷をそれぞれ長い年月をかけて、それぞれが向き合い、解決しようとする姿を描かれた作品でした。その向き合う姿は今の自分たちにも当てはなるのではないかと感じながら見ていました。今幸せでもこの先何が起きるかわからない。

その度に自分に起きた壁を自分自身や周りの人たちの力を借りて、乗り越えることができた時、その人は成長したのだと言えることでしょう。みんなが幸せな笑顔を見せてくれて終わってくれたことが何より嬉しかったです。

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