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Mother(ドラマ)母親が奈緒を捨てた理由は?火事を起こして刑務所に入った過去との関係は?

【ドラマ】Motherが再放送され話題です。ドラマでは、奈緒(松雪泰子)の母親・うっかりさんこと葉菜(田中裕子)が、奈緒を捨てた理由がはっきりとは明らかになりませんでした。

ですが、ドラマが進んでいくにつれ、ただ単に葉菜が刑務所に入れられたから捨てたというのは、ちょっと違うということが、どの視聴者にも容易に考察できることが分かります。

記事では、ドラマに添って、奈緒(松雪泰子)と葉菜(田中裕子)の過去を振り返りながら、奈緒を捨てた真の理由を説明していきます。

ネタバレ含むので、まだドラマを見ていない方はご注意ください!!

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目次

Mother(ドラマ)母親が奈緒を捨てた理由を考察

奈緒(松雪泰子)の母親・うっかりさんこと葉菜(田中裕子)が、奈緒を捨てた理由結論から言いますと、奈緒が5歳の時、いつも母親に酷い暴力をふるっていた父親のいる自宅に放火をしてしまい、父親殺害してしまいます。これは母を思っての事でした。

母は幼い奈緒を連れて、半年間逃亡しますが意を決して自首します。自分が放火をしたと。つまり、娘の罪を被ったという事です。その結果、刑務所に入ることになり奈緒を養護施設に預け、7歳の時に鈴原家に里子に出します。

きっと、最愛の娘・奈緒を犯罪者の娘にはしたくないし、過去の事はきれいさっぱり忘れさせてあげたくて、自分の存在は消したのでしょう。

奈緒は幼い頃、母親に言われた通り、自分が自宅を放火したという事は忘れ去り大人に成長しました。

ドラマの概要は次です。

奈緒(松雪泰子)は、実母である道木仁美(尾野真千子)とその愛人・浦上真人(綾野剛)に虐待をされていた怜南=継美(芦田愛菜)を誘拐し、夜行列車に乗って北海道から東京へ逃走します。

2人の逃亡生活の中で、奈緒(松雪泰子)は、5歳の時に自分を捨てた母親・葉菜(田中裕子)に運命に導かれるかのごとく出会ってしまいます。そこからどんどん3人の深い絆が築かれていくのですが、その中で、葉菜がなぜ奈緒を捨てなければいけなかったのか?母娘の過去やその驚くべき理由が、ドラマが進むに連れて段々と明らかになっていきます。

では、ドラマを追いながら、葉菜が奈緒を捨てた理由を説明します。

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5歳から7歳まで養護施設で育った奈緒

ドラマ第2話で、奈緒が東京駅のトイレの前でおろして来た貯金を置き引きされ、お金が無くなってしまったため、怜南=継美(芦田愛菜)を連れ、自分が5歳から7歳まで預けられていた養護施設「ももの家」に向かいます。そこで、奈緒は継美に今から行く所の説明をします。

5歳で捨てられて、7歳で東京の家へ里子に出されるまで預けられた施設なの」

奈緒は5歳の時、母親から捨てられたのですね!それから2年間は養護施設で過ごしたのですが、7歳の時に優しい里親・鈴原藤子(高畑淳子)の元へ引き取られたのは、奈緒にとって幸せなことだったと思うなぁ!

2人は「ももの家」に着くと、そこには昔、奈緒を育ててくれたももこさんがいました。ももこさんは年老いて、少しボケていました。3人は1日楽しくそこで過ごすのですが、市の職員たちがももこさんを施設に入れるために迎えに来て、彼女を連れて行きます。

奈緒と継美は、誰もいなくなった「ももの家」を離れ、再び東京へ

そして、そこで奈緒を捨てた母親・葉菜(田中裕子)に出会うのです。と言っても、すれ違っただけで、もちろん奈緒は気づかないのですが、葉菜は、娘・奈緒に気づきます。そして、奈緒のことを「おかあさ~ん!」と呼ぶ継美(芦田愛菜)にも気づき、「もしかして奈緒の娘なのかも」と察します。

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奈緒が母親に捨てられた日の思い出

それから葉菜は、隠れて奈緒と継美を追い続けます。

3話では、葉菜は、おもちゃ屋さんで奈緒を1人待つ継美と出会い、継美に「うっかりさん」とあだ名をつけられます。

ある日、奈緒が一人で仕事や住居を探しに行っている間、ホテルで留守番をしていた継美が熱を出してしまいます。苦しくなった継美は「うっかりさん=葉菜」に電話をかけ迎えに来てもらい葉菜の家に連れて行ってもらいます。

連絡をもらった奈緒は葉菜の家へ向かい、そこで、葉菜に「ホテルではなく実家に行った方がいい」と諭され、自分の身の上を話します。母親に捨てられた日のことを事細かに葉菜に話しつくします。

私、里子なんです。5歳の時に実の母に捨てられちゃって。と言っても、当時のことはほとんど憶えてないんです。嫌な思い出を忘れるの得意で。

どうして捨てられたのか、自分がどこで生まれたのか、誕生日さえ憶えてないし、何より一番憶えてないのが母の顔で。笑っちゃうんですけど。自分の誕生日さえ分からないっていうのは、何て言うか、なんか生きてる気がしないっていうか。

多分、決めたんだと思います。生きるためには心を殺そうって、あの日、私、決めたんだと思うんです。あの日。母に捨てられた日。頭じゃなくて、この手が決めたんだと思うんです。

多分、ちょうど今頃の季節。いくかの電車を乗り継いで、母は私を連れて出かけました。デパートの屋上にちょっとした遊園地があって、母は私に「好きなものに好きなだけ乗りなさい」って言いました。楽しかった、すごく。すごく楽しかった。

1つ下の食堂に行って、母は「好きなものを食べなさい」って言いました。私はお子様ランチを注文しました。おまけの着せ替えセットが欲しかったからです。でも、多分、切らしてたんでしょうね。おまけは男の子用のオモチャで、私は、酷く泣きました。母は私の機嫌を直そうとして、洋服を買ってくれました。それでも私は泣き止まなくて、随分と困ったと思います。

あの日、母は私に楽しい思い出を残そうとしてたし、泣いてる私を捨てるのは、気分的に嫌だったと思うんです。

茜色の夕日が鉄塔の向こうにありました。母が急にふっとその場にしゃがんで、「お母さん」私が声をかけると、手に何か握らされました。タンポポの種でした。ふっと母の小さな息遣いに、タンポポの種が舞い上がって、私はようやく泣き止み、笑いました。

それから母は次から次へとタンポポの種を見つけて来て、私、嬉しくて笑いました。良く分かってなかったんです。笑ったらその時が合図なんだって。笑ったら母がいなくなるんだって。

母は私の笑顔を見て、そして手を握りました。私、言いました。「手じゃないよ。タンポポの種。タンポポの種ちょうだい。」新しいタンポポの種をもらうと、私は夢中になって種を飛ばし始めて、気がつくと、母はいなくなっていました

どうして、泣き止んでしまったんだろう?どうして手を離してしまったんだろう?

あの時、笑ったりしなければ、母は私を捨てなかったんじゃ。母の顔も背格好も忘れたけど、あの時の母の手の感触だけは、どうしてか、今も憶えてて、街ですれ違う人たちの手を見ると、想像、想像してしまうんです。

「この人なんじゃないか?さっきの人なんじゃないか?」顔はわからないけれど、1人、また一人、何十人、何百人、何千人、何万人と誰かの手を握るうちにいつか、いつか母の手に出会えるんじゃないかって。この手が母の手なんだって、気づくんじゃないかって。そんな、そんなバカな想像して。

すいません。なんか。うっかりさん、話しやすくて。ごめんなさい、また。

そして、自分を裏切った母親とは会いたいとは思わないと言い残し、奈緒と継美は、奈緒を里子として引き取って育ててくれた鈴原家に帰りました。

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自分を捨てた母親は葉菜だった

第4話。「小一女児海難事故」の記事の写真を見て、葉菜は継美が事故に遭った「道木怜南」だということを理解します。

奈緒たち2人を追う雑誌記者・駿輔(山本耕史)に色々と問い詰められ、怖くなった継美は「うっかりさん=葉菜」の家に逃げ込みます。

そこで、葉菜が切り抜いた「小一女児海難事故」を見た継美は、迎えに来た奈緒にそれを見せると、奈緒は継美に「ここを離れよう」と言いますが、「逃げないで、安心して暮らせる方法を見つけた方が良い」と言って、継美の就学許可証を手に入れるのを手伝いました。

しかし、奈緒は、葉菜が継美に折ってあげた紙飛行機の折り方を見て、葉菜が自分を捨てた母親だということを悟ります。

奈緒を捨てた理由は葉菜が刑務所に入っていたから

奈緒が継美を誘拐したことが、鈴原家のみんなに知られ、藤子(高畑淳子)から「養子離縁届け」を渡される奈緒。奈緒と継美は、葉菜の家に身を寄せることになります。

第7話では、奈緒から「どうして私を捨てたんですか?」と聞かれ、葉菜は「刑務所に入っていたから」と打ち明けます。
その時のお茶を飲みながらの葉菜と奈緒の会話です。

「継美のためにも、もっとあなたとの関係をうまく出来たらと思ってて」と奈緒は葉菜に話しました。「だから、1つだけお聞きしたい事があるんです。どうして私を捨てたんですか?」

「私、昔、刑務所にいたことがあるの。栃木の女子刑務所。」と葉菜。

「今の話って、私を捨てた理由ですか?」と聞く奈緒。

「そう。それがきっかけ。逃げ惑った挙句にもうどうにもならなくなって、あなたを捨てたの。逮捕されたのは、そのすぐ後。」

「何をしたんですか?」

刑期は15年。実際は13年で出所したけど。想像つくでしょ?」

15年というと、やはり殺人罪でしょうね…。でも、奈緒はそう聞かされても、この後も葉菜との絆を深める奈緒でした。

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葉菜の罪は自宅に放火して夫を殺害

第10話。奈緒が誘拐犯として警察に捕まり、裁判が始まりました。

雑誌記者・駿輔(山本耕史)は、葉菜にあなたには前科があるから、奈緒に何もしてあげられないと告げます。

その時の会話です。

「30年前、夫を殺害してますね?」と問う駿輔に頷く葉菜。

「諍いが絶えず、その腹いせに当時、富山県にあったご自宅に火を放たれた。」

深くうなづく葉菜。

「下手に報道されたら、裁判に影響するかもしれません。あなたは何もしない方がいい。」という駿輔の言葉に「はい。」と、首を縦に振る葉菜です。

でも、いくらなんでも、娘の奈緒も一緒に暮らしていた家に何も考えずに火をつけるような人じゃないって事は、ドラマを見た人なら誰でも推察できるんですよね!?

夫を殺して奈緒を連れ半年間逃亡した葉菜

最終回。

雑誌記者・駿輔(山本耕史)は、葉菜を担当した刑事のところに、当時の事件のことを聞きに行きました。

その時の会話。

「当時、取り調べを担当された…」

「ひどい亭主でね。酒を飲んじゃ、あの人に暴力をふるった。」と、元刑事。

「15 年の刑期ということは、殺意があったんですよね?」と、駿輔。

「いや、あの人の供述は終始一貫してた。カッとなって、マッチで自宅に火をつけたって。娘を連れて半年間逃亡したって。」

「あの温厚そうな人が、人殺しをするとは思えないんですが…」

「わからんよ。人間には男と女と…それでもう一種類、母親というのがいる。これ、我々にはわからんよ。」と、笑う刑事。

しかし、それでは納得できない駿輔は、もう余命幾ばくも無い葉菜に当時の事件のことを問いただそうと決めたのです。

そりゃそうですよね!? 17年間、1万円ずつコツコツと奈緒のために貯金してたり、奈緒が継美を誘拐したことを知っても、自分も共犯者になって、継美の就学証明書を取る手伝いや、戸籍を買う手筈を整えたり、こんなに娘・奈緒に対する愛情が深いのに、葉菜が奈緒のことも考えずに、そんなことをするはずはないって普通は疑いますよね。

駿輔は、葉菜に事件の真相を聞き出そうとしました。

ずざんな犯行だったと、聞きました。」「なんかつけたら、娘を巻き込んでしまうと、考えなかったんですか?」

「カーッとしてしまったんです。」と言う葉菜に、首を横にふり納得がいかない様子の駿輔。

「いや、あなたは娘のことを忘れる人じゃない。」

「昔のことすぎて…」

「僕にはある推測があります。それを今、あなたに言う気もないし、誰かに話す気もありません。ただひとつだけ、聞きたいんです。あなたには、守りたいものがあった。だから、今日まで口を閉ざし続けてきたのではありませんか?」

「母と娘の絆が起こした…そんな…母性による事件だったのではありませんか?」

「そういう…男の人の幻想です。」

葉菜さん、本当のことなんて言うはずないですから!

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自宅に火をつけたのは奈緒だった!

もう死がそこまで近づいている葉菜は、夢の中であの日の事件のことを夢で見ていました。

その時のセリフです。

トンネルに向かって歩く母娘。

葉菜が奈緒に話しかけます。「奈緒、わかってるわ。お母さんのためにしてくれたのね。でも、忘れなさいあなたは何もしていないの。ぜんぶ、お母さんがしたの。わかった?もう、思い出しちゃだめ。」

5歳の奈緒の手をしっかりと握り、歩く母娘。

「どこいくの?」

「そうね…どこ行こうかしらね?」と、逃亡を続ける葉菜と奈緒です。

この夢にすべての答えがありましたね! 自宅に火をつけたのは葉菜ではなくて奈緒だったのです!!最愛の母親にいつも暴力を振るう父親が許せなくて、幼いながらにそんな父親に消えて欲しかったという気持ちになってしまったのでしょう。

あまりにもずさんな犯行というのは、まだ5歳のこどもの仕業だからだと思うと合点がいきます。

お互いにどんなにか愛し合っていた母娘なんでしょう!? そして、なんて切ないドラマだったでしょう。

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